あなたの周りにかまってちゃんはいるでしょうか。
とにかくかまってほしいという気持ちが強い人を表す言葉ですが、その方法は人によって大きく異なります。
ストレートに構ってほしいアピールをする人もいれば、遠回しに伝えてくるパターンもあります。
また、一度や二度ぐらいならいいけれども、その行動が何度も続くようであればうんざりしてくるものですよね。
そこで今回はかまってちゃんの心理と対処法についてご紹介していきますので、ぜひあなたに当てはまるかどうか確認しながら最後までご覧ください。
かまってちゃんの心理と対処法
かまってちゃんの定義
恋人や友達の視線を引こうとツイッターやSNSなどを頻繁に更新しとにかく”いいね”やコメントをもらわないと気がすまない性格の人をかまってちゃんといいます。
まだ、自分のことをネットに晒している状態だけならいいのですが、仲良くなってくると常に行動を監視し自分を見てもらえないとその真情をネットなどに書き込んで周りを心配させ大騒ぎするのが特徴です。
このようなかまってちゃんの心理は、好きな人を独占したいという欲望と、それを他人にアピールして常に自分が置かれている状況を他人に見せびらかしたい自己顕示欲がとても強い人が多いです。
自己愛が強い
「かまってちゃん」に共通するいくつかの精神的特徴の中で、筆頭にあげられるのが、自己愛の強さです。
自分のことが大好きなナルシストなわけですが、他者から評価されることでその自己愛を満足させようとする志向が強いところに、かまってちゃんの特徴があります。
この「他者からの評価」というところがポイント。
かまってちゃんは自己評価にはあまり関心がありません。
自分が自分をどう評価するかはどうでもよく、あくまでも人からの評価を重視するのです。
つまり、「人にかまってもらうことで、自分の価値、存在意義を確認するのがかまってちゃん」ということになるでしょう。
そこにあるのはあくまでも「自分」です。
相手の都合や感情にはほとんど関心がないわけですから、「自己中心的でわがまま」ということにもなります。
依存体質の強いさみしがりや
自己評価よりも他者からの評価を重視し、常に人からのアプローチを期待するのは、つまり、他者への依存体質が強いためです。
人との関わりでしか、自己愛を満足させられないのですから、当然、精神的自立心はかなり脆弱と言っていいでしょう。
精神的に自立できていないからこそ、人からの評価を気にするのですし、「かまって」という欲求を強く持つわけです。
別の言い方をすれば、「精神年齢が低い」「幼児性が強い」ということになるでしょう。
かまってちゃんがマザコン傾向が強いのも、同じ心理によるものです。
自信がない不安症
自己愛がいくら強くても、真の自信家は「かまってちゃん」にはなりません。
自分に確固たる自信があれば、精神的に自立することができますし、一人でいても情緒が安定するものだからです。
「かまってちゃん」の共通点は、自分に自信がないということ。
自信がないからこそ、常に人からの評価を気にし、他者からのアプローチを求めると考えていいでしょう。
人からかまってもらえないと、すぐに、「自分はひとりぼっちになってしまうのではないか」と不安になります。
さみしがりやである「かまってちゃん」は、孤独を何よりも恐れるのです。
そこで、自ら「かまって」とアピールし、相手がそれに応えてくれると安心する、これがかまってちゃんの心理パターンと言っていいでしょう。
自分が大好きでとにかく注目してほしい
先述にもありますが、とにかく自分が世界で一番大好き。
そんなナルシスト的傾向を持つ人はかまってちゃんになりやすいタイプです。
このタイプのかまってちゃんは大好きな自分に注目するのは当たり前のことと考えます。
そのため周囲の迷惑を考えずとにかく自分に注目が集まらないと不機嫌になり、誰かれかまわずちょっかいを出すかまってちゃんになってしまうのです。
このタイプのかまってちゃんに対する正しい対処法は、とにかく場の中心に据えてあげることです。
飲み会では真ん中の席に座らせる、おしゃべりの最中も話題をふってあげるなど皆の注目が集まりさえすれば満足してくれるのでうまく操縦すれば自分の都合のいいようにコントロールすることができます。
先輩がこのタイプのかまってちゃんだった場合褒めておだてれば木が大きくなってバンバン御馳走してくれるので、ある意味ではとても役に立つかまってちゃんです。
恋人がこのタイプのかまってちゃんだった場合はこまめに連絡を入れて一番に考えていることをアピールしてあげると、いつも機嫌よく過ごしてくれます。
不幸のどん底が大好きな悲劇のヒロイン
とにかく自分の不幸話を人に話したくてたまらない、そんな悲劇のヒロインタイプのかまってちゃんは少なくありません。
不幸話は人の同情を引きやすく、優しくしてもらったり甘えたりしたい人ほどこのタイプのかまってちゃんになりやすい傾向が見られます。
悲劇のヒロインタイプのかまってちゃんは、優しい言葉をかけてもらうのが大好きです。
もし恋人がこのタイプのかまってちゃんだった場合、優しくほめてあげましょう。
元気づけようとして励ましたり、厳しい言葉で成長を促そうとしても無駄な努力です。
かまってちゃんがほしいのは甘く優しい言葉のみです。
ペットのようにかわいがる度量があるのならこのタイプのかまってちゃんともうまく付き合えますが、パートナーと対等の立場で付き合いたい、一人の人間として尊敬できる人になってほしいと考える人には向かないタイプです。
独占欲が強いやきもち焼き
自分のパートナーの意識が他の人に向けられるのが気に入らない。
そんなやきもち焼きタイプのかまってちゃんは一見情が深く素敵なパートナーのように思えてしまうものですが、実際には束縛がきつく自分の思い通りに事が進まないことに納得しない頑固さに手を焼くかまってちゃんです。
このタイプのかまってちゃんには、思いの強さを形や行動で示して見せると効果的です。
パートナーのために大掛かりな準備をしてサプライズを仕掛ける、お金を貯めて高価なプレゼントを贈る、時間をかけた手料理を振舞うなど、パートナーのためにかけた時間や金額が多ければ多いほど思いの深さを感じて感激してくれます。
こちらからも相手を束縛する時は注意が必要で、束縛を愛情と感じてくれる可能性もありますが束縛するのはよくてもされるのは嫌いな厄介なかまってちゃんも存在します。
束縛を嫌うかまってチャンだった場合は、別れるときに自分がされたのと同じことを仕返してやれば向こうから愛想を尽かしてきれいに関係を終わらせることができます。
かまってちゃんの死ぬ・別れるは常套句
かまってちゃんが恋人や親友に事あるごとに使う言葉は「死ぬ。」や「別れる。」です。
突然「死ぬ。」なんて言われたらいわれた本人はびっくりして、連絡をとったり家にかけつけたりしてしまいますよね。
しかし、それはかまってちゃんの戦略のひとつです。
相手を心配させることで自分に注目させるのが狙いなのです。
もちろんかまってちゃん自身は死ぬつもりも、別れるつもりもないのがほとんどです。
しかし、付き合う本人としてはこのような言葉をたびたび聞かされてはたまったものではありません。
でも相手の気苦労のことについてはまったく無関心なのがかまってちゃんの特徴です。
かまってちゃんの実被害
かまってちゃんは気まぐれで怒りを爆発させて周囲に迷惑をかけることが多々あります。
例えばLINEのメッセージを既読スルーしてしまった場合など、突然アクセスブロックし電話をかけてもつながらない。
かと思えば、友人から自分が浮気をしたということがツイッターで流れていると教えられ見てみるとかまってちゃんがLINEの既読スルーの腹いせに浮気されたと書いたりすることなどです。
かまってちゃんの特徴は相手が思い通りに動かないと相手の不利になる情報を周囲に流して周りまで巻き込んでトラブルを起こすことです。
自分には覚えのないことでもかまってちゃんの都合のいいように情報を流されてしまう場合があります。
かまってちゃんへの対処法
かまってちゃんは、初対面はとても人懐っこく自分の世界を持っているタイプが多く楽しいのですが、親密になりすぎると依存度が非常に高くなります。
気がつくと、かまってちゃんの言動に振り回されて心も人間関係もぼろぼろになっているということもあります。
1度、仲良くなっててしまったかまってちゃんを振り払うのは容易なことではありませんが、心を鬼にして連絡を絶つ、無視するというのが一番効果的な振り払い方です。
かまってちゃんは「死ぬ。」という脅し文句で迫ってくることもありますが、屈してはなんの解決にもなりません。
おそらく、脅しも忘れた頃には収まっているはずです。
かまってちゃんは無視するのが一番効果的です。
かまってちゃんの心理は単純
いかがでしょうか。
かまってちゃんの心理は基本的に自分のことが大好きで、それをみんなに見てもらいたいというのが基本になります。
こういった承認欲求は誰にでもありますが、少し度が過ぎてしまうとかまってほしいになってしまい周りからウザイと思われてしまうのでしょう。
また、対処法はスルーが基本ですが、それが難しければある程度距離を空けながら接するしかありません。
嫌われるのを覚悟で付き合うと気持ち的にもスッキリするはずですよ。