宅飲み・家飲みをするときにはどんなことに注意を払えばいいのでしょうか。
単純に友達とワイワイするケースもあれば、二人きりでお酒を飲むケースもあります。
状況はその時によってさまざまですが、気を付けなければいけない点は同じです。
では、どんなことに注意しなければいけないのか。
そこで今回は宅飲み・家飲みするときに注意するべきことについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
宅飲み・家飲み
メンバーを把握しましょう
宅飲み・家飲みと一言で言っても、「二人きりなのか」それとも「友達も交える複数のものなのか」、あらゆる形があります。
まずその点を明確にしておきましょう。
二人きりの場合は、その相手とどういった関係になっていきたいのかしっかりと考えてください。
仲を深めたいのであれば、少し親密な雰囲気がある宅飲みも良いでしょうし、まだ友達として知っていきたいのであれば映画などを見るなどして明るく楽しく過ごすと良いでしょう。
メンバーを把握し、その人数によって相手とどのような関係になりたいのか明確にすることで、あなたの当日の立ち位置やするべきことが変わってきます。
これからを円滑にすすめるためにも、安易な気持ちではのぞまずしっかりと想定した上で楽しんでください。
必要な買い物は先に済ませておく
宅飲み・家飲みをするなら必要な買い物は先に済ませておきましょう。
どんなに近所にコンビニがあったとしても飲んでいる途中で買い物に出かけるのは面倒なものですし、緊張が切れてテンションが下がってしまいます。
恋人同士の間柄なら飲んだ勢いでスキンシップに持ち込むこともありますが、いったん買い物をして頭が冷えてしまうと改めて2人の距離を縮めるのが難しくなってしまいます。
お酒やおつまみなど必要なものは事前にしっかり買い込んでおきましょう。
飲み物、食べ物はじゅうぶんな量を用意
宅飲みでありがちなのが、飲んでいる間に飲み物や食べ物が足りなくなってしまうことです。
その場合、近所のコンビニやスーパーに買い足しに行くことになるでしょう。
「みんなで買い足しに行く」というのも、楽しいシーンかもしれませんが、多くの場合は「買い足し係」が行くことになります。
せっかく盛り上がっている最中に、何人かが出かけてしまうというのは、できれば避けたいもの。
参加者が全員顔をそろえて飲んでこそ、ほんとうに楽しい時間が過ごせるのです。
せっかく盛り上がった場がしらけてしまうことがないよう、事前に飲み物と食べ物を十分な量、用意しておくようにしましょう。
冷凍食品や缶詰などなら、残っても次回に使うことができますし、ホスト役の人が自分で消費してもいいわけです。
飲み物もむだにはなりませんから、「少し多すぎるかな」と思うぐらいの量を用意することをおすすめします。
飲み過ぎないようにしましょう
あなたはお酒が強い方ですか?
自分のお酒の強さを把握した上で、適切な量に飲酒量をおさめるようにしましょう。
酔ってしまうと冷静な判断が出来なくなったり、思いがけずあなたの醜態を晒してしまう可能性が高くなります。
理性が保てる程度にほどよく酔い、楽しむことが理想です。
お酒の量は「○本まで」と決めるのではなく、「カクテルなら○本、焼酎なら○杯」のように具体的に決めてください。
同じお酒でも含まれるアルコール量は違いますので、焼酎割りなどは要注意です。
しっかり自分自身が飲んでいるお酒の量と酔い具合を確認しながら楽しむようにしてください。
近隣トラブルに要注意 窓は閉めましょう
友人や仲間といっしょの宅飲み・家飲みは楽しいもの。
当然、盛り上がります。
お酒が入るとどうしても声が大きくなるものですし、さらに場が盛り上がれば、いっそう大きな声が出てしまうでしょう。
そこで生じるのが、近隣との騒音トラブルです。
宅飲みをする際にもっとも注意しなければならないのが、ここ。
冬場は窓を閉めているでしょうし、夏も窓を閉めてエアコンをつけることが多いでしょう。
特に注意しなければならないのが、陽気のよくなる春と秋です。
とは言っても、騒音にばかり気にして、声をひそめて飲んでも楽しくありません。
ですから、宅飲みする場合は、オールシーズン窓は閉めることをおすすめします。
騒ぎ過ぎには要注意
気心の知れた仲間との宅飲み・家飲みはとても楽しいものですが、楽しさのあまりテンションが上がりすぎて大騒ぎするような真似は慎まなければいけません。
宅飲み・家飲みをしているのは夜遅い時間帯ですから、隣近所はもう寝る準備に入っているかもしれません。
大きな音を立てたり夜中に騒いだりすれば近所迷惑になりますし、宅飲み・家飲みの場所を提供してくれた相手に多大な迷惑をかけてしまいます。
どんなに盛り上がったとしても隣近所への配慮を忘れず、騒音には十分注意しながら楽しく飲むのがマナーです。
意外と見落としがちなのが帰宅時のマナーです。
飲んでいる間は静かにしていても、帰宅時に大きな声で話しながら歩いたりすれば当然大きな迷惑になってしまいます。
飲み会のテンションを引きずったまま帰り道で話し込むような真似は慎み、静かな夜を壊さないよう帰宅して下さい。
他人の家だからこそ十分な気づかいをする
宅飲み・家飲みは人の家を会場にして行う飲み会ですから、場を提供してくれた相手に感謝の気持ちを忘れず十分な気づかをしなくてはいけません。
宅飲み・家飲みをすれば酔って気が大きくなった参加者によって食器や家具が傷つけられたり、フロアに酒や食べ物をこぼされてしまう可能性があります。
大切な部屋を提供してくれた相手に嫌な思いをさせるようでは、宅飲み・家飲みをする資格はありません。
他人の家だからこそ自分の家以上に気づかいを忘れず、汚さず傷つけずプライバシーに配慮したふるまいを心がけてください。
宅飲み・家飲み終了後に何か問題が無かったかを尋ね、損害があった場合は補てんや弁償するのも大切なマナーです。
親しい間柄だからこそ、けじめはきっちりつけておかなくてはいけません。
帰る意思を明確にもっておきましょう
宅飲み・家飲みをした場合、帰り方は「その場の流れで決める」などと安易に考えている人はいらっしゃいませんか?
それは要注意です。
人数や相手との関係性にもよりますが、「泊まる」という行為に関して誠実な印象を抱く人は少ないでしょう。
あなた自身の品格を下げない為にも、しっかりとした線引きは必要です。
恋人同士で事前に泊まると決めた場合以外は、しっかりとした帰る意思をもってください。
この意思が曖昧だと酔いも加わって、結局は泊まる流れになってしまう方も多くいらっしゃいますので重要です。
ただ、宅飲み・家飲みは楽しい雰囲気が重要ですので、その雰囲気をこわすことがないように上手に空気を読みましょう。
飲みすぎ防止に、お開きの時間の設定をする
宅飲みは店で飲むよりもくつろぐ分だけ、飲みすぎてしまう傾向があります。
飲みすぎればどうしても、何らかのトラブルが生じがちになります。
騒音問題もそうですし、「終電がなくなって雑魚寝する」というケースも少なくありません。
同性だけの集まりならそれでもいいでしょう。
けれど、男女いっしょの宅飲みでは、それが人間関係のトラブルのもとにもなりかねません。
そこでおすすめしたいのが、「お開きの時間を決めておく」というやり方です。
参加者全員が無理なく帰宅できる時間内で飲み会を終了させれば、上記のようなトラブルは起きません。
「ちょっと飲み足りない」と感じる人もいるかもしれませんが、その方が次回の楽しみがより大きくなるはずです。
宅飲み・家飲みを楽しもう
いかがでしょうか。
宅飲み・家飲みはとても楽しいものです。
しかし、一度トラブルが起こるだけでその楽しさが一瞬にして消えてしまうのも事実です。
なのでしっかりと今回ご紹介した注意点を頭に入れておく必要があります。